2025明治安田生命J1リーグ第14節が行われ、川崎フロンターレと横浜FCが対戦した。

 川崎Fは前節、『国立競技場』で行われた鹿島アントラーズ戦で敗れ、リーグ戦6試合を戦って勝利がない状況。
ホームでの試合で、久しぶりとなるリーグ戦の白星をファンにプレゼントしたいところ。対する横浜FCは、前節のアビスパ福岡戦でリーグ戦5試合ぶりの勝利を収め、今季初めてのリーグ戦連勝を目指した。

 試合の立ち上がりは、横浜FCが積極的に攻め込む展開に。すると開始早々の4分、右CKからニアサイドのユーリ・ララがヘディングで流し込み、横浜FCが幸先よく先制することに成功した。

 先制を許した川崎Fも徐々にボールの支配率を高めると12分、高い位置でボールを奪い返してこの試合のファーストシュートを記録。さらに19分には、後方からのロングパスに抜け出した伊藤達哉がボックス手前からシュートを放ちゴールを脅かしたが、惜しくもクロスバーに阻まれてしまう。

 その後もチャンスを作り続けた川崎Fは33分、ボックス右手前でFKを獲得する。キッカーの山本悠樹はクロスを上げると見せかけてニアポスト際へシュート。GKの意表を突くシュートが直接ゴールネットを揺らし、試合は振り出しに。前半はこのまま1-1で終了を迎える。

 後半に入ると、前半劣勢を強いられた横浜FCが前線の櫻川ソロモンらを起点にゴールへと迫る場面を増やしていく。60分には、山田康太がボックス左から蹴ったインスイングのクロスを櫻川ソロモンがヘディングで狙う。
これはゴール枠内を捉えたが、GK山口瑠伊の好セーブに阻まれた。

 勝ち越したい川崎Fは3枚替えを敢行するなど選手を入れ替えて活性化を図るが、横浜FCの守備を崩しきれない。それでも83分、横浜FCの最終ライン裏へ送られたロングボールをGK市川暉記がボックス外に飛び出してクリアしたところを、待ち構えていた家長昭博がガラ空きのゴールへワンタッチでシュート。これがクロスバーを直撃すると、ゴール前に戻っていたンドカ・ボニフェイスが胸トラップからクリアを試みるも、ミートしきれなかったボールが自陣のゴールへ。横浜FCにとっては無情な、川崎Fにとっては大きな決勝点となり、川崎Fが2-1で横浜FCに勝利した。

 7試合ぶりの白星で暫定ながら9位に浮上した川崎フロンターレは次節、18日にホームでセレッソ大阪と対戦。一方、降格圏の18位に沈んでいる横浜FCは、17日にアウェイで湘南ベルマーレと対戦する。

【スコア】
川崎フロンターレ 2-1 横浜FC

【得点者】
0-1 4分 ユーリ・ララ(横浜FC)
1-1 33分 山本悠樹(川崎フロンターレ)
2-1 ンドカ・ボニフェイス (OG/横浜FC)


【動画】川崎Fvs横浜FC ゴール集






編集部おすすめ