チェルシーに所属するU-21イングランド代表FWリアム・デラップが、加入後初ゴールを決めた喜びを口にした。

 今夏イプスウィッチからチェルシーに完全移籍したデラップは、24日に行われたFIFAクラブワールドカップ2025・グループD第3節(最終節)のエスペランス(チュニジア)戦に先発出場すると、1-0で迎えた45+5分に、エンソ・フェルナンデスから浮き玉のパスを受け、華麗な反転からペナルティエリア内に侵入して、切り返した後に冷静な右足でのフィニッシュで追加点を挙げ、3-0での勝利に貢献した。


 すでにデビュー戦となった16日に行われたロサンゼルスFC戦でE・フェルナンデスのゴールをアシストしていたデラップにとっては、チェルシーでの公式戦3試合目にして嬉しい初ゴールとなった。

 試合後、『DAZN』でインタビューに応じたデラップは「最高の気分だ。今日は勝つ必要があった。ゴールを決めるのは特別な気持ちだ。でも、それよりも重要なのは、次のステージに進めたことだ」と喜びを口にした。

 また、ロマン・アブラモヴィッチ前オーナーの時代からチェルシーでは背番号「9」を着用した選手が長く活躍できていないため、背番号「9」の呪いとも呼ばれているなか、同番号を選んで初ゴールを決めたデラップは、背番号をあまり気にしていないことを強調した。

「選手としては信念と自信を持たなければならない。背番号はただの番号だ。僕はそういった呪いの言葉は信じていない。これからも結果を出し続けたいと思っている」

 なお、この試合で勝利したことにより、2位での決勝トーナメント進出を決めたチェルシーは、ラウンド16ではバイエルン(ドイツ)との直接対決を制してC組1位で終えたベンフィカ(ポルトガル)と対戦し、勝ち進んだ場合の準々決勝ではパルメイラス(ブラジル)とボタフォゴ(ブラジル)の勝者と対戦することになっている。


【動画】巧みな反転から新加入デラップがチェルシー初ゴール!

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