現在25歳のムベウモはトロワ(フランス)の下部組織出身で、2018年2月にトップチームデビューを果たした後、2019年8月にブレントフォードに完全移籍で加入した。2024-25シーズンはプレミアリーグ全38試合に先発出場し、20ゴール8アシストを記録。得点ランキングではプレミアリーグ4位タイとなる活躍を見せた。クラブ通算では公式戦242試合出場で70ゴール51アシストを記録している。
そんなムベウモに対してマンチェスター・ユナイテッドが関心を示していることが明らかになっており、今月初めには4500万ポンド(約89億円)に1000万ポンド(約20億円)の追加オプションが付随するオファーを提示したものの、ブレントフォードに拒否されていた。
そして、今回の報道によると、マンチェスター・ユナイテッドは5500万ポンド(約109億円)に750万ポンド(約15億円)が付随する総額6250万ポンド(約124億円)となる2度目のオファーを提示したという。
しかし、ムベウモとの現行契約が2026年6月30日までと残り1年(1年の延長オプション付き)となっている中で、ブレントフォードとしてはマンチェスター・ユナイテッドが今夏の移籍市場で、ブラジル代表FWマテウス・クーニャをウルヴァーハンプトンから獲得した際の契約解除金となる6250万ポンド(約124億円)と同等以上の移籍金を要求している模様で、再び拒否したことが伝えられている。
なお、ムベウモには恩師トーマス・フランク監督が就任したトッテナムからも関心が寄せられているものの、イギリスメディア『アスレティック』によると、同選手自身はマンチェスター・ユナイテッド行きのみを望んでいることを、トッテナムにもブレントフォードにも伝えたことが報じられているが、果たしてクラブ間で合意に達することはできるのだろうか。