中国サッカー協会(CFA)は27日、中国代表を率いるブランコ・イバンコビッチ監督の解任を発表した。

 正式な後任が決まるまでの間は、U-20中国代表のデヤン・ジュルジェヴィッチ監督が暫定的にA代表を率いることになる。
7月8日から7月15日にかけて日本、中国、韓国、香港が争うEAFF E-1サッカー選手権2025決勝大会は、ジュルジェヴィッチ暫定体制での参戦が決まった。

 現在71歳のイバンコビッチ氏は、クロアチア代表のアシスタントコーチやイラン代表監督、オマーン代表監督などでも指揮。クラブチームでも母国クロアチアの名門ディナモ・ザグレブのほか、ペルセポリス(イラン)など中東の複数で指揮をとってきた。

 イバンコビッチ氏は2024年2月から中国代表を率いていたが、FIFAワールドカップ26アジア最終予選は日本代表やオーストラリア代表、サウジアラビア代表、インドネシア代表、バーレーン代表と同居したグループCで5位に終わり、出場枠が拡大したW杯本戦への切符を掴むことができず。条項によりCFAとの契約は自動で解除され、そのまま退任が決まったという。

 現在57歳のジュルジェヴィッチ暫定監督は、母国セルビアの複数クラブで指揮をとったのち、2023年から中国アンダー世代の監督に就任。AFC U-20アジアカップ2025では中国をベスト8に導いた。
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