リヴァプールはクリスタル・パレスに所属するイングランド代表DFマルク・グエイの獲得に迫っているようだ。28日、イギリス『ミラー』が報じている。


 リヴァプールは今夏の移籍市場で、オランダ代表DFジェレミー・フリンポン、ドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ、ハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズを獲得。さらに、U-21ハンガリー代表GKアルミン・ペクシやイングランド人GKフレディ・ウッドマンも補強しており、GKの強化にも余念がない。

 そんな“ビッグサマー”を過ごすリヴァプールだが、新たにセンターバック(CB)の補強にも着手。現在、クリスタル・パレスでキャプテンを務めるグエイに関心を示しており、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、若手CBジャレル・クアンサーのレヴァークーゼン移籍が決定的となっていることを受けて、さらなる補強が必要になることを伝えていた。
 
 『ミラー』によると、リヴァプールは今後24時間以内にグエイ側との交渉を行う模様。同選手はクリスタル・パレスとの契約が残り1年となっており、契約延長を行わない意向をクラブに伝えているため、今夏の移籍が濃厚とされている。 

 クリスタル・パレスは当初、移籍金を7000万ポンド(約139億円)に設定しているものの、同メディアは「現実的には4000万ポンド(約78億円)以上になる」と見解を示している。また、同選手がチェルシーから加入した際に20%のセルオン条項が盛り込まれていたことから、クリスタル・パレスとしてはできる限り高値での売却を目指す構えのようだ。

 なお、クアンサーの退団が間近に迫っていることに加え、フランス代表DFイブラヒマ・コナテの契約が2026年6月までとなっており、今後の去就は不透明な状況。CB補強はリヴァプールにとって課題となるが、イングランド代表の実力者を迎え入れることになるのだろうか。
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