日本代表は12日、東アジアE-1サッカー選手権2025の第2戦で中国代表と対戦し、2-0で勝利した。

 2018年から19年まで鹿島アントラーズでプレーし、現在は北京国安(中国)に所属する中国代表MFセルジーニョは、77分からピッチに立った。
日本戦を終え、セルジーニョは「難しい試合だった。今大会の日本は国内組のチームとはいえ、タフな試合になることは分かっていた。負けてしまったことは残念だが、僕たちはハードワークをしてベストを尽くした」と胸を張った。

 セルジーニョは鹿島退団後、中国へと渡り長春亜泰、北京国安でプレー。2025年に出身国のブラジルから中国籍に帰化し、3月のFIFAワールドカップ26アジア最終予選で中国代表でデビューを飾った。日本戦で通算5キャップ目を記録している。「もう6年間も住んでいるし、中国は自分の家になっている」とセルジーニョ。「ただ、まだ単語くらいしか分からないので、本格的に勉強を始めたところだ。ピッチ上でチームメイトたちとスムーズにコミュニケーションを取れるようにね」と続けた。

 試合後には同じく途中出場の日本代表MF相馬勇紀とユニフォームを交換した。相馬とは2019年に鹿島でともにプレー間柄だ。相馬は「久しぶりに会うことができて、ユニフォームを交換できて嬉しかった」とコメント。
セルジーニョは相馬について「相馬のことは好きだし、彼の成長を見てきた。今でも注目している選手だし、これからも長く活躍してほしい」とエールを送っている。

取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)


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