レアル・マドリードの新たな「10番」を背負うのはフランス代表FWキリアン・エンバペとなるようだ。23日、『マルカ』や『アス』など複数のスペインメディアが伝えている。


 これまで元オランダ代表MFクラレンス・セードルフ氏や元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴ氏、元ドイツ代表MFメスト・エジル氏ら錚々たる選手たちが背負ってきたレアル・マドリードの「10番」。2017-18シーズンからはクロアチア代表MFルカ・モドリッチが着用していたが、合計28個のタイトルをもたらした“稀代の司令塔”はFIFAクラブワールドカップ終了後に“白い巨人”に別れを告げ、イタリアの名門ミランへ活躍の場を移した。

 空席となった「10番」だが、来たる2025-26シーズンはフランスが誇る“怪物”エンバペが継承することが決定的となったようだ。報道によると、レアル・マドリードはここ数日間でエンバペに「10番」の継承を打診し、同選手もそれを承諾したとのこと。現地時間23日にはエンバペが自身の公式X(@KMbappe)に「10」という文字のみを投稿しており、近日中にはクラブから正式発表される見通しだという。

 現在26歳のエンバペは昨年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)からレアル・マドリードへ完全移籍で加入した。チームはUEFAスーパーカップ以外のタイトルを逃したが、公式戦55試合で42ゴールをマークするなど初年度からエースストライカーとして躍動。ラ・リーガで得点王に輝いたほか、欧州で最も多くのゴールを決めた選手に贈られるゴールデンシューを初受賞した。

 なお、エンバペの背番号変更によって空席となる「9番」は、ブラジル代表FWエンドリッキ、またはスペイン人FWゴンサロ・ガルシアに継承される可能性が高いと報じられている。


【投稿】レアルの「10番」継承へ? エンバペが注目の投稿


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