リヴァプールに所属するギリシャ代表DFコスタス・ツィミカスが、クラブを退団する可能性が浮上している。10日、イギリス『タイムズ』が報じている。


 今夏の移籍市場で精力的な動きを見せたリヴァプールは、レヴァークーゼンからMFフロリアン・ヴィルツ、DFジェレミー・フリンポンを獲得し、フランクフルトからはFWウーゴ・エキティケを迎え入れた。そして左サイドバック(SB)には昨シーズン、ボーンマスで好パフォーマンスを披露したハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズを補強している。

 ケルケズの加入により、リヴァプールの左SBはアンドリュー・ロバートソン、ツィミカスを含めて3名体制となった。その影響でプレシーズンマッチではツィミカスがセンターバックで起用される場面もあったが、10日に行われたコミュニティ・シールドではメンバー外となっている。

 そんななか『タイムズ』のポール・ジョイス記者は「ノッティンガム・フォレストが移籍市場の序盤からツィミカスについて問い合わせていた」と報道。さらに「ヨーロッパの複数クラブが関心を寄せている」とも伝え、リヴァプールは完全移籍での放出のみ認める方針のようだ。

 1996年5月12日生まれのツィミカスは現在29歳。2015年にオリンピアコスでプロデビューを飾ると、エスビャウとヴィレムへのレンタルを経験。その後2020年夏にリヴァプールに完全移籍を果たす。リヴァプールではロバートソンの牙城を崩すまでには至らず、ここまで公式戦115試合に出場している。
編集部おすすめ