リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクは今夏の移籍市場で攻撃陣にさらなる補強を望んでいるようだ。10日、イギリスメディア『talkSPORT』が伝えている。


 2025-26シーズンの開幕を告げるコミュニティ・シールドが10日に行われ、昨季プレミアリーグ王者のリヴァプールはFAカップ王者のクリスタル・パレスと対戦。2-2で90分を終えると、そのまま迎えたPK戦を2-3で敗れて、今シーズン最初のトロフィーを逃す結果に終わった。

 今夏の移籍市場では2億9000万ポンド(約576億円)以上を費やして6選手を獲得しているリヴァプールだが、コロンビア代表FWルイス・ディアスやウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスが退団したほか、元ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタ氏が事故により急逝したことにより、さらに前線の補強に動いていることが噂されている。

 このような状況のなか、クリスタル・パレス戦後にファン・ダイクは「ダルウィンを失ったばかりだ。彼はサウジに行って、ルチョ(ルイス・ディアスの愛称)も失った。彼はバイエルンに行った」と語りながら、さらなる補強が必要になるとの見解を明かした。

「チームを強化するために攻撃陣を獲得する余地はあると思う。だから、移籍市場でチームのバランスがどうなるかを見ていこう」

 一方、リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督は「コミュニティ・シールドで優勝できるだけの選択肢は十分にあったと考えている。ここは自分自身に集中するところだ。ここにいる選手たちなら得点して勝利できると思う」と現在在籍している選手たちへの信頼を強調しつつ、次のように続けた。

「実際にそうなった。2得点を決めたけど、昨シーズンはホームとアウェイでクリスタル・パレス相手に1点ずつしか取れなかった。
だから、現時点での最大の懸念は攻撃の質だ。そのほかのこともある。心配事ではないけど、プレシーズンでの失点数を見れば、私たちの水準に達していないことは明らかだ」


【ハイライト動画】リヴァプールvsクリスタル・パレス

編集部おすすめ