イングランドサッカーの新シーズンの到来を告げるFAコミュニティ・シールドが10日に行われ、昨シーズンのプレミアリーグ覇者リヴァプールとFAカップ覇者クリスタル・パレスが対戦した。開始早々の4分に新戦力ウーゴ・エキティケが先制点を奪ったリヴァプールは、PKで追い付かれるも、21分にこちらも今夏加入のジェレミー・フリンポンのゴールで勝ち越し。しかし、77分に再び追い付かれて2-2で90分間を終えると、PK戦の末に敗れた。
先制点をアシストしたフロリアン・ヴィルツと左サイドバック(SB)に入ったミロシュ・ケルケズを含め、4人の新戦力が先発出場したリヴァプール。攻撃面では新戦力が早速結果を残した一方、守備面では最終ラインの背後を突かれる形から2失点を喫した。試合後、スロット監督は「攻撃面でも守備面でも、適応するために時間が必要な場合もある」と前置きしつつ、次のように言葉を続けた。
「プレシーズンを通じて、より多くのチャンスを作れるようになり、おそらく支配力も高くなった。昨シーズンよりもチャンスを作り、それを掴む能力は向上している。しかし、アスレティック・ビルバオ戦(3-2○)で2失点、今日の試合でも2失点喫したのは事実だ。守備を改善する必要がある。チャンスを多く与えていたわけではないが、失点してしまっている。リードしているにも関わらず勝てなかったのは残念だ」
プレミアリーグで連覇を目指すリヴァプールは、現地時間15日の2025-26シーズン開幕節でボーンマスを本拠地『アンフィールド』に迎える。
【ハイライト動画】クリスタル・パレスがリヴァプールをPK戦の末に下す!