ニューカッスルがチェルシーに所属するセネガル代表FWニコラス・ジャクソンに関心を寄せているようだ。10日、イギリス紙『テレグラフ』が伝えている。

 
 得点源として活躍するスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクの去就が不透明となっていることもあり、今夏の移籍市場でストライカーの補強に乗り出しているニューカッスル。直近ではブンデスリーガで2シーズン連続二桁ゴールをマークしたスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコへの関心を強め、固定費8250万ユーロ(約142億円)に250万ユーロ(約4億円)の追加費用を加えたオファーをライプツィヒが受け入れたとも報じられていた。

 しかし、マンチェスター・ユナイテッド移籍を望んでいたシェシュコ本人とは個人条件に関して合意に至らず。現地時間9日にはマンチェスター・ユナイテッドがシェシュコと5年契約を締結したことを正式発表し、ニューカッスルとしては主要なターゲットを逃す結果となった。

 そんなニューカッスルだが、現在はチェルシーのN・ジャクソンに関心を寄せている模様。今夏にイングランド人FWリアム・デラップやブラジル代表FWジョアン・ペドロらを補強したチェルシーはN・ジャクソンの売却に前向きであり、選手本人も移籍が最善の選択肢であると考えているようだ。すでに同選手は今夏の退団の意向を伝えたほか、新天地としてニューカッスルを希望しているという。

 N・ジャクソンは現地時間8日金曜日に行われたレヴァークーゼン戦、および10日日曜日のミラン戦でメンバー外に。現在は個人トレーニングにて調整中と報じられている。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、N・ジャクソンは今夏にチェルシーを退団する予定となっており、7月の時点ですでに方針が決まっていたようだ。

 現在24歳のN・ジャクソンは2019年9月にビジャレアルの下部組織へ加入し、2020-21シーズンにレンタル先のミランデスでプロデビューを飾った。2023年夏にはチェルシーへ活躍の場を移し、ここまで公式戦通算81試合で30ゴール12アシストをマーク。
エンツォ・マレスカ監督が就任した昨シーズンもセンターフォワード(CF)のファーストチョイスとして公式戦37試合に出場し、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)優勝にも貢献した。
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