ここまでの24試合で勝ち点「34」を獲得し、暫定10位につけているC大阪。
序盤からスコアが動く。2分、新潟の新戦力アブデルラフマン・ブーダ・サイディが相手DFラインの背後へ抜け出し、右サイドの深い位置からクロスを供給。ボックス手前にボールがこぼれると、逆サイドから駆け上がってきた堀米悠斗が強烈なミドルシュートをゴール左下隅に突き刺した。堀米にとっては嬉しいJ1初ゴールとなっている。
対するC大阪は13分、敵陣内でボールを奪い返してショートカウンターを発動し、奥田勇斗のパスを受けた中島元彦がボックス内で右足を振ると、新潟のGK藤田和輝が痛恨のファンブル。これがそのままネットを揺らし、早い時間帯で同点に追い付いた。その後もショートカウンターを中心に鋭い攻撃を繰り出し続け、17分にはこぼれ球に反応した奥田の強烈なミドルシュートがポストを叩くなど、試合を優位に進める。
45+1分にはルーカス・フェルナンデスのFKからチャンスを作り、最後はゴール前の混戦から中島がシュートを放ったが、ここはGK藤田が好セーブ。前半は1-1で終了した。
後半もC大阪が主導権を握る。51分、相手を押し込んだ状態で細かくパスを繋ぎ、柴山昌也がボックス手前左から鋭いシュートを放つも、GK藤田が左手一本で好セーブ。3分後には田中駿汰のスルーパスに抜け出した本間が左サイド深い位置からグラウンダーのクロスを送ると、大外から走り込んできたL・フェルナンデスがダイレクトでネットへ蹴り込み、逆転に成功した。
1点ビハインドとなった新潟は71分、橋本健人の左CKにゴール前でフリーの舩木翔が頭で合わせたが相手DFがブロック。その直後には逆サイドのCKから最後はアブデルラフマン・ブーダ・サイディが強烈なシュートを放つも得点には至らない。すると81分、L・フェルナンデスがボックス手前からチアゴ・アンドラーデへのラストパスを狙うと、これが藤原奏哉のオウンゴールを誘発し、C大阪がリードを2点に広げた。
試合は3-1で終了し、C大阪がリーグ再開後の初戦を制した。次節は16日に行われ、C大阪はアウェイでFC町田ゼルビアと、新潟はホームで川崎フロンターレと対戦する。
【スコア】
セレッソ大阪 3-1 アルビレックス新潟
【得点者】
0-1 2分 堀米悠斗(アルビレックス新潟)
1-1 13分 中島元彦(セレッソ大阪)
2-1 54分 ルーカス・フェルナンデス(セレッソ大阪)
3-1 81分 藤原奏哉(オウンゴール/セレッソ大阪)