クラブからの発表によると、ラスパドーリはアトレティコ・マドリードと2030年6月30日までの5年契約を締結。
ラスパドーリは2000年2月18日生まれの現在25歳。サッスオーロのアカデミー育ちで、2018年5月にトップチームデビューを飾ると、同クラブで頭角を現し、2022年夏にナポリへ買い取り義務付きのレンタル移籍で加入。ナポリでは加入初年度からセンターフォワード、2列目、ウイングなどさまざまな攻撃的ポジションで起用され、絶対的中心選手とは言えずとも、主力の一角として活躍。2022-23、2024-25シーズンと2度の“スクデット”獲得にも貢献しており、ナポリでは在籍した3年間で公式戦通算109試合出場18ゴール10アシスト記録した。
また、サッスオーロ在籍時の2021年6月にはイタリア代表デビューを飾り、直後に開催されたEURO2020では優勝を経験。以降は“アズーリ”の常連としてコンスタントに招集を受けており、これまでに国際Aマッチ通算で40試合出場9ゴール6アシストをマークしている。
2024-25シーズンのラ・リーガをバルセロナ、レアル・マドリードに次ぐ3位で終えたアトレティコ・マドリードは、今夏に大型補強を敢行。ビジャレアルからスペイン代表MFアレックス・バエナ、フェイエノールトからスロバキア代表DFダヴィド・ハンツコ、ボタフォゴからアルゼンチン代表MFティアゴ・アルマダらを完全移籍で獲得した。昨季までレンタルで在籍しており、今季より完全移籍に切り替わったアルゼンチン代表GKフアン・ムッソとフランス代表DFクレマン・ラングレも加えると、実に10人目の補強が完了。純粋な新戦力だけで見ても8名を迎え入れており、新シーズンは“2強”の牙城を崩して、5年ぶりの王座奪還にも期待が寄せられている。
【画像】アトレティコのユニフォームに袖を通したラスパドーリ