レヴァークーゼンが、ブライトンに所属するアルゼンチン代表MFファクンド・ブオナノッテに関心を示しているようだ。『スカイ・ドイツ』が14日に報じている。


 現在20歳のブオナノッテは母国のロサリオ・セントラルを経て、2023年1月に欧州へ上陸。同年2月にブライトンで初出場を果たすと、同年6月にはアルゼンチン代表デビューも飾った。2023-24シーズンは公式戦通算36試合出場4ゴールを記録したものの、うち13試合は途中出場。昨年夏には、ブライトンとの契約を2028年6月30日まで延長すると同時に、さらなる出場機会を求めてレスターへレンタル移籍を決断した。

 2024-25シーズン、レスターはチャンピオンシップ降格の憂き目を見ており、ブオナノッテ個人としても35試合出場6ゴールをマークしたものの、19試合が途中出場と、ブライトン時代と近い出場時間に終始。レンタル移籍期間満了に伴い、今夏ブライトンに復帰した。

 だが、ブオナノッテは再び今夏の移籍市場でブライトンを離れる可能性が浮上しており、かねてよりリヨンやドルトムントからの関心が報じられてきた。特に後者は本腰を入れて獲得に乗り出しており、既に買い取りオプション付きのレンタル移籍の条件面を協議中とのこと。しかしながら、同じブンデスリーガで“ライバル”となるレヴァークーゼンも、ここに来て関心を強めているという。

 2024-25シーズン終了後、クラブ史上初のブンデスリーガ制覇&リーグ初の無敗優勝を成し遂げたシャビ・アロンソ監督をレアル・マドリードへ送り出したレヴァークーゼンは、今夏の移籍市場で主力の流出が相次いでいる。ドイツ代表DFヨナタン・ターはバイエルンへ、同MFフロリアン・ヴィルツとオランダ代表DFジェレミー・フリンポンはリヴァプールへ、スイス代表MFグラニト・ジャカはサンダーランドへ旅立ち、主力の顔ぶれは大幅に変わった。今季より指揮を執るエリック・テン・ハフ監督の下、新たなチームづくりに着手する中で、若きアルゼンチン代表のアタッカーに着目したようだ。


 なお、ブライトンはブオナノッテに経験を積ませる舞台を同じプレミアリーグにしたいと考えており、国内での移籍を模索しているようだ。一方で、国外への“武者修行”の可能性を完全に排除しているわけではないという。果たして、今夏の移籍市場閉幕後、ブオナノッテはどのクラブでプレーしているだろうか。
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