現在22歳のヴィルツは今夏にレヴァークーゼンからリヴァプールへ完全移籍。イギリスの大手メディア『BBC』によると、移籍金総額は1億1600万ポンド(約228億円)で、プレミアリーグ史上最高額を塗り替えての5年契約だった。そんな同選手は新たにリヴァプールの背番号「7」を託され、10日に行われたコミュニティシールドのクリスタル・パレス戦にも先発出場。チームはPK戦の末に敗れたが、開始直後の4分には同じく新加入したフランス人FWウーゴ・エキティケのゴールをアシストするなど、悪くないスタートを切っていた。
そんなヴィルツに対して、スロット監督は「彼は若いが、すでに多くのタイトルを獲得している」と言及。レヴァークーゼン時代の2023-24シーズン、クラブ史上初のブンデスリーガ制覇&リーグ初の無敗優勝に中心選手として貢献し、ドイツ代表としても既に主軸となっている事実を引き合いに出しながら、次のように言葉を続けた。
「事実、彼の年齢はまだ若い。だが、私を彼をただの若手選手だとは見ていない。彼がこれまでに成し遂げてきた数々の成功が証明しているように、経験の浅い若手選手ではないからだ」
「ブンデスリーガとDFBポカールで優勝し、代表チームでも何度もプレーしている。だが、それ以上に彼の強みはメンタルだ。それは多くのことを物語っているよ」
また、スロット監督は「彼は非常に創造力に溢れる選手。本気なのか?と思うことも、平気でやってしまう」との言葉も発し、ヴィルツに驚かされていることを告白。
「良い選手は良いチームにいて、必ずと言っていいほど自分のパフォーマンスを発揮する術を知っている。間違いなく、彼は良いチームにいる良い選手だ。適応は順調だよ。予想していたよりも、遥かにうまくいっている。我々は多くのことを期待していたが、それ以上だ」
【ハイライト動画】ヴィルツはパレス戦で早速アシスト!