ヨーロッパリーグ(EL)予選・3回戦のセカンドレグ13試合が12日と14日に行われた。

 今シーズンのEL・リーグフェーズは9月24日に開幕予定となっているが、現時点では本大会に出場する36チームのうち、13チームが出場を確定させている。
上位大会にあたるチャンピオンズリーグ(CL)予選で敗れた11チームに加えて、予選を勝ち抜いた12チームに本大会出場権が与えられるフォーマットだ。

 ELの予選は1回戦、2回戦、3回戦、プレーオフと4つのステージが設けられている。2025-26シーズンのEL予選は7月10日に開幕し、今月14日には3回戦が終了。3回戦はCL・予選2回戦で敗れた12チームが『チャンピオンズパス』、その他のチームが『メインパス』と2つのフェーズに分かれて実施されている。

 今予選には日本人選手の在籍クラブも参戦中。日本代表DF森下龍矢が所属するレギア・ワルシャワ(ポーランド)は AEKラルナカ(キプロス)との一戦に臨んだ。ファーストレグを1-4で落としていたレギア・ワルシャワは、逆転突破のために大量得点が必要な中、16分までに2ゴールを奪う幸先の良いスタートを切ったものの、後半に入って1点を返されると、その後は退場者を出した相手にゴールが遠く、2-1でタイムアップ。2戦合計スコアは3-5で、EL出場は果たせなかった。森下は先発出場していたものの、71分に途中交代となっている。

 その他、MF辛島侑烈が所属するRFS(ラトビア)は、クオピオン・パロセウラ(フィンランド) に2戦合計1-3で敗北。MF大島拓登が所属するノア・エレバン(アルメニア)は、PK戦の末にリンカーン・レッド・インプス(ジブラルタル)敗れた。両選手はともにメンバー外だった。


 なお、同予選で敗れたチームは、下位大会にあたるカンファレンスリーグ(ECL)のプレーオフに回る。『チャンピオンズパス』、『メインパス』の分類はそのままECL予選・プレーオフにも引き継がれる。

 EL・3回戦セカンドレグの結果、およびプレーオフの組み合わせは下記の通り。なお、プレーオフからは今夏に日本代表MF伊東純也が加入したヘンク(ベルギー)も参戦する。
 
■EL予選・3回戦セカンドレグの結果
【チャンピオンズパス】
ノア・エレバン(アルメニア) 0-0(2戦合計:1-1/PK戦:5-6) リンカーン・レッド・インプス(ジブラルタル)
シェルボーン(アイルランド) 1-3(2戦合計:3-4) リエカ(クロアチア)
クオピオン・パロセウラ(フィンランド) 1-0(2戦合計:3-1) RFS(ラトビア)
マッカビ・テル・アビブ(イスラエル) 3-1(2戦合計:5-2) ハムルーン・スパルタンズ(マルタ)
ブレイザブリク(アイスランド) 1-2(2戦合計:2-3) ズリニスキ・モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
ドリタ(コソボ) 1-3(2戦合計:3-6) FCSB(ルーマニア)

【メインパス】
レギア・ワルシャワ(ポーランド) 2-1(2戦合計:3-5) AEKラルナカ(キプロス)
ミッティラン(デンマーク) 2-0(2戦合計:5-1) フレドリクスタ(ノルウェー)
ブラガ(ポルトガル) 2-0(2戦合計:4-1) CFRクルジュ(ルーマニア)
ヴォルフスベルガー(オーストリア) 0-1(2戦合計:0-1) PAOK(ギリシャ)
ユトレヒト(オランダ) 2-1(2戦合計:5-2) セルヴェット(スイス)
SKブラン(ノルウェー) 0-1(2戦合計:2-1) BKヘッケン(スウェーデン)
シャフタール・ドネツク(ウクライナ) 0-0(2戦合計:0-0/PK戦:3-4) パナシナイコス(ギリシャ)

■EL予選・プレーオフ
マッカビ・テル・アビブ(イスラエル) vs ディナモ・キーウ(ウクライナ)
シュケンディヤ(北マケドニア) vs ルドゴレツ(ブルガリア)
スロヴァン・ブラチスラヴァ(スロバキア) vs ヤングボーイズ(スイス)
マルメ(スウェーデン) vs シグマ・オロモウツ(チェコ)
パナシナイコス(ギリシャ) vs サムスンスポル(トルコ)
アバディーン(スコットランド) vs FCSB(ルーマニア)
レフ・ポズナン(ポーランド) vs ヘンク(ベルギー)
ミッティラン(デンマーク) vs クオピオン・パロセウラ(フィンランド)
リンカーン・レッド・インプス vs ブラガ(ポルトガル)
ズリニスキ・モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ) vs ユトレヒト(オランダ)
SKブラン(ノルウェー) vs AEKラルナカ(キプロス)
リエカ(クロアチア) vs PAOK(ギリシャ)
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