バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、クラブの抱える選手登録問題について言及した。15日、スペイン『マルカ』が同指揮官のコメントを伝えている。


 2025-26シーズンのラ・リーガは15日に開幕し、バルセロナは16日にマジョルカとの一戦で新シーズンの幕を開ける。第1節を前日に控えた時点で、バルセロナの登録選手数は17人とされ、『マルカ』は「出場可能選手数が最も少ないチームの一つ」と報じている。

  新加入のGKジョアン・ガルシアやFWマーカス・ラッシュフォード、再契約を果たしたGKヴォイチェフ・シュチェスニーらが未登録の状況を受け、バルセロナ理事会は700万ユーロ(約12億円)の保証金を支払うことで満場一致し、問題解決を図る方針だとも伝えられている状況だ。

 そんななかフリック監督は選手登録ができていない選手がいることに不満を示しつつも冷静な姿勢を見せている。「これが現状だ。満足しているわけではないが、私はクラブを信頼している。明日まで待つ必要がある」とコメント。さらに、「昨シーズンも同様のことが起こった。自分たちのできることに集中しなければならないし、それ以外のことはクラブを信じるしかないからね」と言葉を続けた。

 昨シーズンもダニ・オルモとパウ・ビクトルの登録が開幕までに間に合わず、2試合を欠場する事態に、しかし、その際はアンドレアス・クリステンセンが長期離脱したことにより、特例措置でその給与枠の一部を利用し、最終的に登録が可能となっている。

 また、クラブから選手登録が遅れている理由について説明を受けたのか問われると、指揮官は「説明は受けた」と返答。「でも、それ以上のことは言えないね」と語り、詳細な言及は避けた。

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