クリスタル・パレスを率いるオリヴァー・グラスナー監督は、イングランド代表MFエベレチ・エゼが次戦も出場することに期待を寄せているようだ。17日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。


 現在27歳のエゼはアーセナルを含む複数クラブの下部組織を渡り歩いたのち、クイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)で2017年1月にデビューを飾った。2020年夏からクリスタル・パレスに移籍すると、加入初年度から主力として活躍。2024-25シーズンは公式戦43試合で14ゴール11アシストを記録し、FAカップ優勝というクラブ史上初となる主要トロフィー獲得に貢献したほか、今月10日にはコミュニティ・シールド初制覇にも貢献を果たした。

 そんなエゼにはトッテナム・ホットスパーから関心が寄せられており、同選手自身も移籍に前向きになっていることから、17日に行われたプレミアリーグ第1節のチェルシー戦は欠場する可能性が浮上していた。

 しかし、予想に反して先発メンバーに名を連ねたエゼは得点が取り消しとなったものの、直接フリーキック(FK)を叩き込むなど、好パフォーマンスを披露して、0-0に終わった試合に84分までプレーした。

 依然として移籍の可能性が噂されているなか、グラスナー監督は試合後、イギリスメディア『スカイスポーツ』で「エベレチ・エゼとマルク・グエイについては多くの噂が飛び交っているけど、彼らはこのチームに100パーセントだった。そして彼らはそのことを大きな形で証明してくれた」と賛辞を送りつつ、21日に行われるUEFAカンファレンスリーグ(ECL)・プレーオフ・ファーストレグとなるフレドリクスタ(ノルウェー)戦にもエゼが出場する予定であることを明かした。

「彼は明日、クリスタル・パレスのトレーニング場に来る。火曜は休んだ後、水曜日に準備をして、木曜日のフレドリクスタ戦でも彼が私たちのためにプレーしてくれることを期待している」

 なお、エゼの契約に付随していた総額6800万ポンド(約136億円)と見られる契約解除条項は先日失効したものの、トッテナムはこの金額をわずかに下回るオファーでクリスタル・パレスと交渉していることが報じられているが、果たして同選手は次戦もクリスタル・パレスで引き続きプレーするのだろうか。


【ハイライト動画】チェルシーvsクリスタル・パレス

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