アーセナルに所属するポルトガル人MFファビオ・ヴィエイラの獲得に、複数クラブが関心を示しているようだ。30日、ドイツメディア『スカイ』のフロリアン・プレッテンベルク記者が報じた。


 現在25歳のF・ヴィエイラはポルトの下部組織出身で、2022年夏に最大4000万ユーロ(約68億円)の移籍金でアーセナルに加入した。しかし、“ガナーズ”では定位置確保には至らず、2024-25シーズンは期限付き移籍でポルトに復帰した。

 古巣では1年間で公式戦42試合に出場したF・ヴィエイラだが、契約に買い取りオプションは付帯しておらず、レンタル満了でアーセナルに帰還。すでに開幕した2025-26シーズンのプレミアリーグではベンチメンバーから外れ続けている。

 そんなF・ヴィエイラに対しては、シュトゥットガルトが今月初頭から獲得に関心を示しているが、現状手が届く値札ではないため交渉は進展していないようだ。そんななか、ブラジル代表MFルーカス・パケタの去就が不透明なウェストハムも、F・ヴィエイラの獲得レースに参戦したことが伝えられた。

 プレッテンベルク記者によると、具体的な名前は不明だが「チャンピオンズリーグに参戦するブンデスリーガのトップクラブ」もF・ヴィエイラの動向を注視しているようだ(※バイエルン、レヴァークーゼン、フランクフルト、ドルトムントのいずれか)。人員整理が思うように進んでいないアーセナルは、9月1日の“デッドライン・デー”よりも前に同選手の移籍先が決まることを目指している。
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