プレミアリーグのリヴァプールが、スウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクの獲得に向けてニューカッスルと合意に達したようだ。9月1日、イギリスメディア『スカイ』が伝えている。


 現在25歳のイサクは、母国スウェーデンのAIKでプロキャリアをスタート。ドルトムントやヴィレムII、レアル・ソシエダを経て、2022年夏にクラブ史上最高額の7000万ユーロ(約120億円)でニューカッスルへ加入した。昨シーズンは公式戦42試合出場27ゴール6アシストを記録し、クラブにとって70年ぶりの国内タイトルとなったカラバオカップ制覇に大きく貢献。2年連続でリーグ戦20ゴール以上を叩き出し、世界屈指のストライカーへと成長を遂げた。

 ニューカッスルとの現行契約を2028年6月30日まで残すイサク。そんな同選手には以前からリヴァプールが強い関心を示しており、今夏のプレシーズン中に行われたアジアツアーの帯同メンバーからも外れたことから、去就をめぐる可能性が過熱していた。さらに、先月20日にはイサクが自身の公式インスタグラムで、「約束が破られて信頼が失われたとき、その関係を続けることはできない。今の僕はまさにその状況にある」とクラブへの不満を表明。ニューカッスル側も即座に声明を発表して反論し、両者の関係にも深い溝が生まれていた。

 そんななか『スカイ』は、リヴァプールがニューカッスルとクラブ間合意に達したと報道。6年契約を締結する見込みと伝え、移籍金をイギリス史上最高額の1億2500万ポンド(約258億円)と報じた。なお、メディカルチェックは9月1日に行われる予定。
移籍市場の閉幕直前に取引は決着を迎えたようだ。
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