プレミアリーグ第3節が8月31日に行われ、アーセナルはリヴァプールに0-1で敗れた。アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、同試合にて負傷交代しフランス代表DFウィリアン・サリバの状態を明かしている。


 今季のプレミアリーグで2連勝を達成した2チームによる上位決戦は、序盤から緊迫感に満ちた雰囲気のなか、ハイレベルな攻防戦が繰り広げられ、スコアレスのまま時計の針が進む。最終的には、83分にリヴァプールのハンガリー代表MFドミニク・ソボスライが叩き込んだフリーキックが決勝弾となり、リヴァプールが1-0で勝利。圧巻の一撃により、昨季のプレミアリーグ王者が唯一の3連勝を飾っていた。

 サリバは同試合に先発出場していたものの、キックオフ直後の4分台、ピッチ上に倒れ込んでしまう。アーセナルのベンチは即座にU-21スペイン代表DFクリスティアン・モスケラを準備し、開始早々にして交代カードを切っていた。

 アルテタ監督はサリバが序盤に交代を強いられた理由について、「ウォーミングアップ中に足首を負傷していたんだ」と説明。「彼は『大丈夫だ』と言って、試合に出場する決断を下したが、最初の2つのプレーで明らかに無理だと分かった。残念ながら交代させるしかなかった」と続けた。

 一方で、アルテタ監督は「だが、我々にとっては幸運なことに、ベンチにモスケラが座っていた」と発言。「彼をプレミアリーグで初めて起用(※第2節リーズ戦で64分より出場しており、「本職のセンターバックで起用」の意味だと推測される)することができたのは大きかった。まさか、『アンフィールド』でのデビュー戦となると予想していなかったが、本当に素晴らしいプレーを見せてくれた」と、今夏に加わった21歳のスペイン人DFを称えた。

 サリバの期間離脱は、アーセナルの今後を左右しかねないが、アルテタ監督は「彼の本来のレベルで出場できないことがわかったから、交代したんだ。
つまり、何かしらの問題はある」と話すにとどめており、離脱期間等は明言していない。今後の検査を経て、明るみに出てくるだろう。

 なお、サリバは9月に行われるFIFAワールドカップ26欧州予選に臨むフランス代表メンバーの23名にも選出されていたが、FFF(フランスサッカー連盟)は9月1日、同選手が不参加となることを発表。FFFは詳細を「左足首の捻挫」と明かしている。代わって、インテルに所属するDFバンジャマン・パヴァールが追加招集された。


【ハイライト動画】アーセナルはソボスライの一撃に沈む



編集部おすすめ