イギリスメディア『スカイ』によると、移籍金は1億2500万ポンド(約248億円)となり、チェルシーがコロンビア代表MFモイセス・カイセド獲得に支払った1億1500万ポンド(約228億円)を上回り、イングランド市場最高額となる移籍金に。
現在25歳のイサクは、母国スウェーデンのAIKでプロキャリアをスタート。ドルトムントやヴィレムII、レアル・ソシエダを経て、2022年夏にクラブ史上最高額の7000万ユーロ(約120億円)でニューカッスルへ加入した。昨シーズンは公式戦42試合出場27ゴール6アシストを記録し、クラブにとって70年ぶりの国内タイトルとなったカラバオカップ制覇に大きく貢献。2年連続でリーグ戦20ゴール以上を叩き出し、世界屈指のストライカーへと成長を遂げた。
ニューカッスルとの現行契約を2028年6月30日まで残していたなか、移籍を希望し今夏のプレシーズン中に行われたアジアツアーの帯同メンバーから外れていたイサク。リヴァプールもオファーを出していたが、ニューカッスルは拒否。ただ、イサク自身はシーズン開幕後もプレーはしていない状況だった。
ニューカッスルへの不満もSNSで綴るなど、クラブから離れたい願望を明確にしていたなか、移籍期限である“デッドライン・デー”にリヴァプール入りが決定。1日にメディカルチェックを受け、FIFAワールドカップ26欧州予選に向けて招集されていたスウェーデン代表への合流が遅れることを、スウェーデン代表のヨン・ダール・トマソン監督も明かしていた。
リヴァプールで9番を背負うことが決まったイサクは、以下の通り意気込みを口にしている。
「最高の気分だ。
「貢献できることはたくさんあるし、改善すべき点もたくさんあると思っている。僕はストライカーだが、常にチームにできる限りの貢献をしたいと思っている。主にゴールであるが、それ以上の貢献もしていきたい。全部勝ちたい。それだけさ」