ソロキャンプや車中泊の楽しさを伝えるYouTubeチャンネル「chomocamp」。気軽な理由で始めたYouTubeは当時のキャンプブームも相まって、登録者5万人を超える人気チャンネルとなっている。
発信者の「ちょもか」さんに、おすすめのキャンプ場やエピソード、キャンプの魅力などについて語ってもらった。
人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなっ...の画像はこちら >>

全国でおすすめの魅力的なキャンプ場

――ちょもかさんがおすすめのキャンプ場はどこですか?

ちょもか:よく行くのは、茨城県つくば市にある「フォンテーヌの森」です。しっかり管理が行き届いていて、スタッフの方々もすごい気さくなんです。施設がオシャレで清潔感もありますし、一人でキャンプに行くにも安心できます。埼玉県の秩父にある「長瀞オートキャンプ場」もすごく好きです。サイズ感や他のサイトの方たちとの距離感がちょうどよく、川の音にも癒されるんです。スタッフが女性なので、一人でも行きやすいです。

毎年行っている北海道では、屈斜路湖に面した「RECAMP 砂湯(砂湯野営場)」がおすすめです。砂を掘ると温泉が出てきて、足湯を楽しめるんです。車で入れないのが少々不便ですが、屈斜路湖畔の大自然を満喫できますし、本当に癒されます。

――RECAMP 砂湯まで、何時間くらいかかりますか?

ちょもか:茨城の大洗港からフェリーに乗って苫小牧に着くまでがおよそ18時間。そこから車を運転して5時間くらいでしょうか。計24時間くらいかけてたどり着く場所ですね(笑)。
フェリーでの長旅の疲れがたまったまま運転するわけですが、そこは車なので疲れたら休めますし、マイペースで運転しています。

――これまで360本以上の動画を投稿されていますが、一番印象的なシーンを挙げるとすれば?

ちょもか:初めてソロキャンプをした時、車で灯油をドバドバこぼしてしまったことですね…。ストーブに灯油を入れ、スイッチを入れた状態で運んでしまったんです。車が揺れる度に車内にストーブの灯油が漏れてしまって……。やっぱり初めてやる時ってやらかしてしまうんだなって思いました。薪ストーブに対応していないテントに、無理やり薪ストーブを入れようとして上手く入らなかったり、最初の頃は失敗ばかりでしたが、上手くいかないなりに夢中になっている姿が動画の面白さにつながったのかもしれません。

夜間の無料キャンプ場で感じた恐怖

――女性一人のソロキャンプは、トラブルなども多いですか?

ちょもか:チャンネルを始めて間もない頃、無料キャンプ場に行った時の夜に「ちょもかさんですよね?」って話しかけられて、「違います!」って言ったのが思い出ですね(笑)。周囲に私であることがわかるように、目印として黄色い服を着てキャンプをしていたのですが、それにも関わらず他人のフリをしてしまって。感じ悪いですよね……。

――相手のリアクションはどうでしたか?

ちょもか:「プライベートですもんね」と言ってその場から離れて行きました。最初の頃は無料のキャンプ場へよく行っていたのですが、すごく声をかけられましたね。「これはちょっと危ないな、トラブルに巻き込まれそうだな」と思って、以降は利用料が3,000円以上のキャンプ場に行くようにしています。声をかけてこられた方たちは皆さんいい方たちだったのですが、やっぱり夜は怖いじゃないですか。


あと、実際に軍隊で使われていたテントをはる「軍幕キャンプ」にハマっていた時もあります。ポンチョ型の「ポーランド軍幕テント」を使っていたのですが、薪ストーブを入れつつお酒をたくさん飲んで寝たら、翌朝に自分の足とか冷凍の餃子なんかがテントからはみ出していたみたいで……。小さいテントなので多少は仕方がない部分もあるのですが、女子一人なのに足とか全部出してしまっていましたし、見かけた人は怖かっただろうなと。

豪快な焚き火に感じるキャンプの醍醐味

人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなったワケ「すごく声をかけられて…」
chomocamp
――キャンプで一番楽しいのは、どんな時ですか?

ちょもか:直火(地面で直接焚き火をすること)が可能なキャンプ場で薪を燃やしまくっていると、人間のDNAに刻まれているものなのか、縄文時代の血じゃないですけど、「うわぁ、生きてるぜ」みたいな気がして、最高の瞬間はそこかなと(笑)。薪をちまちまと割らず、デカい薪をガンガン燃やすところに喜びを感じていますし、その瞬間にアドレナリンやドーパミンがドバドバ出ていると思います。焚き火の音とかは五感が刺激される感じがしますし、けっけう好きですね。

――ちょもかさんは豪快な面がありますよね。伊勢えびを食べていた動画を視聴した時、そう感じました。

ちょもか:三重県でソロキャンプをした時ですね。生きている伊勢えびを渡されて包丁でさばいたのですが、めちゃめちゃ怖くて泣きましたからね。でも、けっけう豪快にはやっていると思います(笑)。

――キャンプをする際、どんなことに注意していますか?

ちょもか:みんなが気持ちよく過ごせるように、夜はあまり騒がないようにしています。あと、キャンプは自然の一部をお借りすることで成り立っているので、「来た時よりも美しく」という気持ちでゴミを出さないように気をつけています。
最近では車中泊をすることも多いので、早朝や夜遅くにドアを開け閉めしないようにしていますね。ドンっていう音が響いてしまいますから。

自然の音を楽しむ動画作りのこだわり

――ちょもかさんの動画は没入感があって、実際にキャンプをしている気分になれます。

ちょもか:軍幕(軍隊で野営用に使用されるテント)を使っていたり、シーシャを吸っていたり、無骨で気取っていない印象があるかもしれません。BGMや効果音などはほとんど入れていませんし、YouTuberというよりはVlogという感覚ですね。老後に見ることも楽しみにしていますし。もちろん、BGMなどを挿入しても楽しいかもしれませんが、自然の空間で聞こえてくる音を楽しんでいただければと思っています。

――今後はどんなことにチャレンジしていきたいですか?

ちょもか:YouTubeチャンネルは、登録者が5万人に到達した時点でけっけう満足してしまったんです。10万人を目指したい気持ちがないわけではありませんが、最近は再生数も少ないですし、そうかといって企画動画を投稿したりとかもしていないので。

コーヒー豆を販売するカフェイベントは半年に1回のペースで開催していましたが、今年10月に開催する「第8回モカ風味カフェ」をもって一度区切りをつけます。コーヒー豆はその道のプロの方に監修していただきつつ、自分で開発したものなんです。カフェイベントはコーヒー豆を販売するだけではなく、視聴者さんが交流できる場にもなりますし、今後も無理なく続けられる形を模索していく予定です。コーヒーの予約販売に関しては、4ヶ月に1回程度のペースで行っています。
新しいことにチャレンジするよりも“継続”を大事にしたいなと考えています。

マイペースに続ける今後の活動と暮らし

人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなったワケ「すごく声をかけられて…」
chomocamp
――YouTubeチャンネルもペースを落として継続していく?

ちょもか:そうですね。カフェイベントに関する動画も投稿していますし、定期的に更新していくことで、「そういえば、イベントをやっていたな。会いに行こうかな」と思い出してもらえたら嬉しいです。

――キャンプで全国各地を転々としていると、家にいないことも多いですか?

ちょもか:以前はほとんど家に帰らずに旅をしていましたし、旅先でキャンピングカーを紹介するお仕事をしたりしていました。家に帰るのは週2回程度で、それ以外は旅先での車中泊が多かったです。でも最近はちょっと疲れてきたので、家にいることが多くなりましたね。

――ちょもかさんがキャンプとYouTubeチャンネルを始められて丸七年ほど経っていると思いますが、始める前と比べて暮らしは変わりましたか?

ちょもか:そうですね。キャンプ関連のイベントやテレビ番組に出演させていただいたりするので、どこへ行っても誰かしらが声をかけてくれるというか、応援してくれている方がいるので、すごく励みになります。家族や友達もずっと変わらずに見守ってくれていますし、とてもありがたいです。キャンプやカフェイベント、そしてYouTubeチャンネルも、自分のペースでやっていければいいなと思っています。

<取材・文/浜田哲男>

人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなったワケ「すごく声をかけられて…」
chomocamp


人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなったワケ「すごく声をかけられて…」
chomocamp


人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなったワケ「すごく声をかけられて…」
chomocamp


人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなったワケ「すごく声をかけられて…」
chomocamp


人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなったワケ「すごく声をかけられて…」
chomocamp


人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなったワケ「すごく声をかけられて…」
chomocamp


人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなったワケ「すごく声をかけられて…」
chomocamp


人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなったワケ「すごく声をかけられて…」
chomocamp


人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなったワケ「すごく声をかけられて…」
chomocamp


人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなったワケ「すごく声をかけられて…」
chomocamp


人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなったワケ「すごく声をかけられて…」
chomocamp


人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなったワケ「すごく声をかけられて…」
chomocamp


人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなったワケ「すごく声をかけられて…」
chomocamp


人気女性ソロキャンパーが「夜の無料キャンプ場」を使わなくなったワケ「すごく声をかけられて…」
chomocamp


【浜田哲男】
千葉県出身。
専修大学を卒業後、広告業界を経て起業。「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ・ニュース系メディアで連載企画・編集・取材・執筆に携わる。X(旧Twitter):@buhinton
編集部おすすめ