◆ 第18回スポーツ報知杯北海道大会 第2日 札幌豊平ボーイズ10―9旭川道北ボーイズ(延長8回タイブレーク、10日・岩見沢市・栗沢球場ほか)
2回戦3試合が行われた。昨年Vの札幌豊平ボーイズは旭川道北ボーイズに延長8回タイブレークの末10―9でサヨナラ勝ちし、準決勝に駒を進めた。
劇的な結末に胸をなで下ろした。5点のビハインドを背負った札幌豊平ボーイズは、1死満塁から始まる延長8回タイブレークで、単打や敵失につけ込むなどして6点を奪い、サヨナラ勝ちした。菊地健斗主将(3年)は「勝ててよかった。中盤までいいテンポだったけど、今日は投手が…」と複雑な表情を浮かべた。
菊地は4点リードの6回に2番手で登板。雨で制球に苦しみ、2イニングでリードを失った。それでも持ち前の結束力で最後に打線が奮起した。黒岩公二監督(51)は「これも経験。勝ったことを前向きに捉えたい」と話す。
11日の準決勝の相手は旭川大雪。
〇…札幌北広島は降りしきる雨で足元が不安定な中、立ち上がりから攻勢をかけ初回に3点、2回に4点を奪い主導権を握った。先発右腕・石田泰生(3年)は打たせて取る投球で3回無失点。完勝で昨年に続く4強入りを決めた。ゲーム主将も務めた石田は「打線が一人一人つながった。今日は打撃と守備に助けられたので、準決勝は自分がチームを助けていきたい」と闘志を燃やした。