◆米大リーグ ダイヤモンドバックス―ドジャース(10日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が10日(日本時間11日)、敵地・Dバックス戦に「1番・DH」で先発出場する。試合前には投手調整再開後、10度目のブルペン入り。
直球、ツーシーム、スプリット、カットボールの4球種。最初に20球を投げた後、約5分間のインターバルを取り、そこから再び15球を投じた。間近で見ていたロバーツ監督は「彼はいいボールを投げていたと思う。次のステップが何かはまだ分からないが、今日の段階ではいい一日だったのは間違いない」とした。
「アップダウンブルペン」については「それは重要だね。イニング間を模倣するようなものだから。例えば、5~7分の休憩を取った後で、どんな反応を見せるかを見るという点で重要なんだ」とし、「我々はこの件(大谷の投手復帰)には非常に段階的に取り組んでいる。でも、彼に何ができるかを見ると、今すぐ(投手としても)チームに貢献してもらいたいと思ってしまう。だけど、忍耐強くならなければいけない。先発として準備させているけど、それがいつ、どういう形でになるかはまだ分からない。今のところ、誰にも正確な答えはないと思う」と話した。
大谷は23年の右肘、昨年11月の左肩手術から今季は投手としても復帰予定。当初は5月の復帰を見込んでいたが、打者調整を優先することや真美子夫人の第1子出産に立ち会ったことなどもあり、慎重にリハビリを進めている。復帰登板は5月から大幅に遅れることになりそうだ。