◆東都大学野球春季リーグ戦第4週第2日▽日大1―0東洋大(11日・ジャイアンツタウンスタジアム)
日大が東洋大に雪辱し、1勝1敗のタイに持ち込んだ。エース右腕・市川祐投手(4年=関東第一)が、わずか89球で8安打完封。
「初回から真っすぐで押すことができていた。それで、後半に変化球が多くなくても狙われずにボールを打たせることができた」と市川。片岡昭吾監督(47)は「前日と違い、1点差のゲームを勝ち切ることが出来た。市川がしっかり投げてくれた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
ただ1校、勝ち点なしで迎えた4週目。「きょう勝ち点を落としてしまうと、入れ替え戦の可能性が高くなる」と市川をはじめナインが危機感を持って臨んだ戦いで、8試合ぶりの勝利をつかんだ。3回戦に向け、指揮官は「勝ち点を取らなければ、どうにもならない。一戦必勝の総力戦。市川も、どこかで投げてくれれば」とエースのもうひと頑張りに期待した。