◆東京六大学野球春季リーグ戦 第5週第3日▽明大7-6立大(12日・神宮)
立大は明大との「5転」するシーソーゲームに敗れ、3つめの勝ち点を逃した。
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勝ちたかった。
「最後さえなければ…ベストボールだったんですが、はじき返されました。ベストボールですけど、打たれたのは打たれたので、責任を感じます」
同点の7回。連投の疲れも感じさせず、気迫全開で明大の打者に立ち向かった。スコアボードに0を2つ刻み、迎えた9回。2死三塁から4番の内海優太(3年=広陵)への外角ストレートを中前に運ばれた。この一打で試合は決まった。
木村泰雄監督(64)は惜敗にも、ナインの奮闘をたたえた。「投手陣も野手陣も総力戦。全員で戦い、取られたら取り返す…最後まで明治さんとああいう試合をやれたことは、選手を褒めてあげたい。勝てなかったのは私の責任」。