女優の木村文乃とSixTONESの田中樹が21日、大阪市内でWOWOWと松竹京都撮影所がタッグを組んだ完全オリジナル連続ドラマ「I,KILL(アイキル)」(日曜・後10時)舞台あいさつ&第1話特別上映会に出席した。

 関ケ原の戦いから35年後を描いた歴史サバイバルスリラー。

人を襲い食らう「群凶」という化け物が発生する中で、血のつながらない娘を守ろうとする元「忍び」のお凛(木村)と、人の意識を持ったまま群凶になり幽閉されていた「半群凶」の士郎(田中)が直面する運命や戦いが描かれる。

 木村は伝統ある京都撮影所でのドラマ撮影に「ファミリー感が強いですね。撮影が夜中から朝方まで続くことも多くて、ちょっと寒かったのでセット内にガンガン(ドラム缶の中に火をたいて温まる)を出していたんです。山本耕史さんがお芋とお餅を持ってきて下さって、撮影所の皆さんが、網、トングを用意して、火の番までして下さいました」と、思い出を振り返った。田中は「すごく人の温かみみたいなものを感じながら撮影できたので、過酷な中でも嫌な思い出にならず、無事走り切れたのかな」と笑みを浮かべた。

 木村は「忍び」のアクションにも挑戦した。「どうしても女性は男性の力にかなわない。自分より力が強い相手に勝っていくかということを考えた時に、姑息(こそく)に攻めていくということしかなくて」と、足を狙った動きや、「忍び」ならではのアクションを披露している。一方の田中は「半群凶」という性質上、野性的な動きを中心に稽古に励んだことを明かした。

 最後に木村は「日本でもこういうかっこいい最高のクオリティーのゾンビものが作れるんだぞ、ということを誇らしく思える作品になっていると思うので、怖がらずに見ていただければ」と呼びかけた。

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