元日向坂46の女優・齊藤京子の初主演映画「恋愛裁判」(深田晃司監督、今冬公開予定)がフランスで開催中の第78回カンヌ国際映画祭のカンヌ・プレミア部門で23日(現地時間22日)、公式上映された。齊藤はカンヌ初参加。

特別な体験をし「世界で一番幸せです」と感慨深げだった。

 齊藤は、白と黒のストライプのドレス姿で、深田監督とレッドカーペットを歩き、爽やかな笑顔。「あっという間に終わってしまった」と、海外での初のレッドカーペットを満喫したようだ。

 会場のドビュッシー・シアターには、1000人超の観客が集結。「コウジ・フカダ!」、「キョウコ・サイトウ!」という呼び込みと大きな拍手で迎えられた。上映終了後にはスタンディングオベーションがわき起こった。

 映画初主演にして、カンヌの空気を味わった齊藤。上映後にコメントを発表し、「カンヌ国際映画祭に関わるなんて夢にも思わず、一生忘れない経験となりました。レッドカーペットはお祭りのような雰囲気で、気づいたら終わっていたという感じでしたが、後から実感が湧いてきました。そして、世界で初めて上映される瞬間を、皆さんと一緒に観ることが出来て本当に幸せでした。今まで生きてきた中で一番幸せな日になりました」と語った。

 同作は、深田監督が目にした「元アイドル女性に賠償命令」という新聞記事を着想に、構想から10年かけて製作。

日本のアイドル界の恋愛禁止ルールをテーマに、所属事務所から契約違反と訴えられ、裁判に発達する人気アイドル(齊藤)を描く。

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