女優の髙石あかりが23日、島根・松江市の城山稲荷神社で今秋から放送がスタートするNHK連続テレビ小説「ばけばけ」のロケ報告会に出席した。

 怪奇文学作品集「怪談」を発表した小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの妻・小泉セツをモデルにした作品。

セツがモデルのヒロイン・松野トキ役を務め、4月にクランクインして以降初めて松江市を訪れた髙石は「トキとして松江に帰って来ることができてうれしく思います」と喜んだ。

 役作りについて問われると「台本を読んでいて、あまりにも自分とトキが近すぎた。違和感がなくて、すぐ入ってきます」と回答。「今までにない不思議な感覚で、役を作ってない感じがしています」と親近感を口にした。

 トキとして足を踏み入れた松江の感想について「昨日、おとといと撮影で、お衣装を着ての空気感が全然違った」と告白。さらに、「地元の人がエキストラとして参加してくださってお話もできた。そんなことはなかないのでうれしかったです」と声を弾ませた。

 島根グルメも堪能したといい「町の方がしじみ汁とおすましを用意してくださって、どっちも飲ませていただいた」と笑顔。「しじみが大きい。食べ応えもありますし、みそもしじみを引き立たせる優しい味でした」と目を輝かせた。

 前日までは雨が降っていたというが、この日は快晴。「良い天気で迎えることができました」とはにかみ、「スタッフさんもみんな、笑いの絶えない現場。

そういう現場作りをしてくださった皆さんに感謝ですし、早く(作品が)届いてほしいなと思っています」とうなずいた。

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