将棋の第50期棋王戦で3連覇を達成した藤井聡太棋王=王将、竜王、名人、王位、王座、棋聖=が23日、都内で就位式に出席した。

 挑戦者・増田康宏八段相手に、3連勝で防衛。

秒読み、千日手などで難しい場面もあったというが「粘り強く指すことができました。手応えと共に課題を感じたシリーズとなりました」と振り返った。副賞には1年分のジム利用やオンラインフィットネス教室が利用できるパスや、ゲームソフトなどが贈られ「来期に向けて心技体を鍛えていきたいと思います」と笑みを浮かべた。

 この日は、棋王戦50周年を記念した祝賀会も実施。加藤一二三九段、谷川浩司十七世名人、史上最多の12期連続で獲得の日本将棋連盟会長・羽生善治九段ら歴代棋王(全16人)のうち13人が集まった。体調不良のため休場中の渡辺明九段はこの日も欠席したが、司会を通じて「本日の盛会を心より祈念申し上げます」とコメントを発表した。

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