タレントの長嶋一茂が23日放送のテレビ朝日系「ザワつく!金曜日」(金曜・午後6時50分)に出演し、大きな波紋を呼んだ「娘のビザ剥奪」発言の真相を明かした。
この日、進行役の「サバンナ」高橋茂雄がネットを騒がせた一茂の留学中の娘に対する「ビザ剥奪」発言が招いた騒動について聞くと声を出さずに「アレはダメ」と口を動かし、指を左右に振った一茂。
石原良純も「要するに『モーニングショー』の中で一茂さんがなんか言った、言わないが結局、ニュースベースでは『一茂氏の娘、ビザ剥奪』っていうのが流れちゃった」と説明。
ここで高橋が「トランプ(大統領)さんのヤツで海外の人がビザを剥奪されるような事態になってますけど、どうですか?って羽鳥(慎一)さんに聞かれた一茂さんが(娘のビザが剥奪されたと)答えた」と、トランプ政権の移民取り締まりの余波で全米130以上の大学で1000人超の留学生のビザや在留資格を取り消された4月現在の経緯を説明した。
この言葉を受け、一茂は「移民の留学生に対してビザを剥奪するみたいな話にね。トランプ(発言)がそこまで及んでるから。これは僕は当事者の親としてっていうのは、当事者っていうのは剥奪された当事者じゃなくて、状況的な当事者の話をしたのよ。留学してるんだから、アメリカに。ウチの娘は。そういう可能性もありますと。
「『ママ、俺は言ってない』と。『いや、あなたの言い方がもしかしたら分かりづらい誤解を招くようなことが過去にもたくさんあったでしょ!』って(怒られた)。確かに過去にはあったかも知れないけど、今回は娘のことなんで、俺はそういう言い方はしてないんだけどって」と妻の厳しい言葉も紹介。
その上で「ただ、俺にも問題があったなと思うのは言い方なんだよね」と続けると「つまり、『剥奪されたら』の『ら』が抜けたんだよ」と反省したが、高嶋にすかさず「ウソばっかり!」とツッコまれた。
番組では、4月25日放送の「モーニングショー」の一茂の問題の発言部分もオンエア。「娘の方も通知もなくビザを取り消された」と言い切っている映像が流されると「娘とママから不在着信が10個くらいあって…」と振り返った一茂。
「次の週の『モーニングショー』でも『そういう事実はございません』って、ちゃんと否定して」と懸命に事態を収束したことを明かすと「1週間、僕も生きた心地がしませんでした」と回顧。「娘からも『パパがバラエティーとかも含めて、いろんな話を盛るのはいい。適当なことを言うのはいいけど、私はいろんな友達から大丈夫なの?って言われて、友達に迷惑がかかってるんだよ』って言われちゃって、俺もシュンとなっちゃってさ」と寂しげにつぶやいていた。