オリックスは30日、中日から金銭トレードで岩崎翔投手(35)を獲得すると発表した。背番号は40で、6月1日に入団会見を行う予定。
チームは47試合を消化し、貯金4の2位と奮闘。一方で救援陣は防御率4・54と苦しんでいる。3月に吉田と宇田川、4月には小木田が右肘のトミー・ジョン手術。5月に入り、新人の東山や育成の前も同様の手術を受けた。全員が来季以降の復帰を目指す中で、ブルペンの人員が不足。平野、山崎ら実績組もファーム調整中と、明らかな補強ポイントになっていた。
岸田監督の要望を受け、フロントが迅速に対応。5月に入って動きを強め、この日までに獲得が決まった。通算325試合で97ホールド。ソフトバンク時代の17年には最優秀中継ぎのタイトルも獲得した。22年9月に右肘のトミー・ジョンを受けたが、球団は常時150キロ超の力強い投球に注目。
◆岩崎 翔(いわさき・しょう)1989年10月21日、千葉・船橋市生まれ。35歳。市船橋では2007年夏に甲子園出場。同年、高校生ドラフト1巡目でソフトバンク入団。17年に球団新記録の46ホールドポイントで最優秀中継ぎ賞を獲得した。21年オフ、FA移籍した又吉克樹の人的補償で中日へ移籍。通算325試合の登板で31勝33敗11セーブ97ホールド、防御率3・56。189センチ、90キロ。右投右打。既婚。