◆パ・リーグ オリックス3X―2西武(31日・ほっともっとフィールド神戸)

 オリックスが今季5度目のサヨナラ勝ちで3位・西武を下し、2位での交流戦突入を決めた。2―2の延長11回2死、野口が左越えに自身初のサヨナラ弾。

普段はクールな岸田監督も「すごかったですね。最後、ガムのみ込んでしまいました、本当に」と、大興奮のあまり少し取り乱した様子だった。

 先発・宮城は4勝目こそお預けとなったものの、7回2失点でゲームメイク。延長10回には1死一、三塁から登板した山岡が連続三振で無失点に斬るなど、リリーフ陣も崩れなかった。

 指揮官は「宮城も中継ぎ陣も踏ん張って、山岡もいい投球をしてくれた。本当に粘って粘って、打者陣もしっかりチャンスをつくってくれた。野口が最後に決めるという、何が起こるか分からないゲームでしたね」と評価。5月を10勝10敗1分けの5割で終え、「ここからまた長いので、全員で引き締めてやっていきます」と前を向いた。

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