◆米大リーグ　ドジャース―ヤンキース（１日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・山本由伸投手（２６）が１日（日本時間２日）、大谷翔平投手（３０）が「１番・指名打者」でスタメン出場した本拠地・ヤンキース戦に先発し、４回途中まで４失点、ワーストの７安打を許して今季最短で降板した。

　ロバーツ監督は試合中インタビューで降板した山本について尋ねられ「今日は明らかにキレがなかったと思う。

カウントで後手に回ることが多かった。全体的に球種の組み立てがうまくいってなかったと思う。ちょっと慎重になりすぎたのかもしれない。カウントを有利に持っていけなくて、結果的に甘いところに投げてしまい、それが失投になった。だから今日は彼にとってベストな内容じゃなかった」と見解を語った。

　同監督は続けて「これまで何度もチームを救ってきてくれた選手だし、投手陣を引っ張る存在として、彼は一試合一試合にプライドを持っている。今回、彼は責任を感じているだろうが、これはチーム全員の問題なんだ」と責めることはなかった。

　山本は初回に１点を失うと、同点に追いついてもらって迎えた３回に４番ライスに２ランを被弾するなど３失点。４回２死で降板した。３回２／３で７安打４失点３四球２奪三振で、防御率は２・３９となった。５イニングを投げきれなかったのは今季初めてだった。

　山本は、前回登板の２６日（同２７日）の敵地・ガーディアンズ戦では６回３安打２失点で６勝目（３敗）。

防御率も試合前の時点でリーグトップの千賀滉大投手（メッツ）の１・６０に次ぐ１・９７と安定した投球を続けていた。

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