【巨人】阿部監督が長嶋茂雄さんへ思い語る「僕をここまでにしていただいた。勝っていい報告をするだけ」
長嶋茂雄さんの訃報を受け、囲み取材に応じた阿部慎之助監督（カメラ・小林　泰斗） 画像（1枚）

　巨人は３日、巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏が３日午前６時３９分に肺炎のため都内の病院で死去したと発表した。８９歳だった。

　プロ１年目の監督が長嶋さんだった巨人・阿部慎之助監督は、ロッテ戦の雨天中止発表後、ＺＯＺＯマリンスタジアムで取材対応。「僕が入団して一年間、我慢して使っていただいて。僕をここまでにしていただいた方なので、すごく朝、残念な報告でしたね」と悼んだ。

　阿部監督にとってミスターとは「神様っているのか分からないですけど、そのような存在でしたし、誰もが認める野球人だったんじゃないかなと思います。その一言に尽きますね」。一番の思い出を問われると「監督になってから何度も心配で球場に足を運んで激励していただいたこと。すごく心強かったですし、ありがたかったです。すごく気にかけていただいているんだなというのは今となっても大感謝ですね」と話した。

　長嶋さんと数々の言葉を交わしてきた阿部監督。「ドームにお越しの時は、いつもオシャレなので、僕が『オシャレですね』と言うと、大笑いしてくれて。そこが最近ではすごく印象に残っています」と懐かしんだ。

　リーグ連覇、日本一だけを狙う今季。

「とにかく僕らは、勝っていい報告ができるようにするだけだと思います。長嶋さんは『ジャイアンツは永久に不滅だ』と言っていましたけど、そうなれるように。僕らがしっかりと素晴らしいものを継承してやってきたいなと思います」と並々ならぬ覚悟を口にした。

編集部おすすめ