巨人のドラフト1位・石塚裕惺(ゆうせい)内野手が3日、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の訃報に接し、故人をしのんだ。

 ジャイアンツ球場で取材に応じた19歳のルーキーは、ミスターと同じ千葉県の出身。

「現役の時などは見ていないのですが、今のジャイアンツをつくってくださった偉大なOBで、ミスタープロ野球、ミスタージャイアンツと言われるほどの方。僕たちの新入団発表の時にも(東京)ドームに足を運んでくださったりして、すごく身が引き締まる思いにさせてくださる方だったので、残念です…」と悼んだ。

 石塚は中学時代、佐倉シニアに所属し「長嶋茂雄記念岩名球場」で練習しながら成長を遂げてきた。1月には佐倉市の同球場で自主トレも実施。「佐倉市はゆかりある地で、中学の時にお世話になって。いい報告を長嶋さんにも、佐倉市の皆さんにも(できるように)。僕は本当に、一生懸命やるだけだと思うので頑張ります」と自分なりの言葉で精いっぱい語った。

 長嶋さんと同じ右投げ右打ちの内野手。巨人軍の未来を背負う、攻守に期待の大きい金の卵は「天国からプロ野球のこと、ジャイアンツのことを見てくださっていると思う。これからは自分たちが」と近未来の大活躍を誓った。

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