◆日本海リーグ・NPB交流戦 阪神11―0富山(11日、富山市民)
日本海リーグの富山GRNサンダーバーズは11日、阪神タイガース(ファーム)との交流戦を行い、0―11で大敗した。投手陣が崩れると、打線もわずか5安打、無得点と不発。
投打で精彩を欠いたが、唯一の光は4回から登板した148キロ右腕・小笠原天汰(20)だ。2回を無安打、2奪三振で無失点と好投。この日は最速147キロの直球に、100キロ台の変化球も交えながら勝負。得点圏に走者を背負う場面が続いたが「ランナーを出したのは反省点だが、ピンチだと思わなかった。力んだ部分もあったが、全ての球種でストライクを取れたのは良かった」と明るい表情を見せた。
東京都出身で国士舘高を卒業後、NPB入りを目指し、23年に独立リーグ・富山に加入した。3年目の今季、リーグ戦では好調を維持し、3試合に登板し、19イニングで24奪三振はリーグトップだ。「レベルの高い相手と対戦するのは楽しかった。ストレートで勝負できたことは大きい」と手応え。