第107回全国高校野球選手権千葉大会の組み合わせ抽選会が12日、千葉市内の千葉県スポーツ科学センターで行われた。選手宣誓の大役は市川工の小国佐杜利(さとり)主将(3年)が引き当てた。

 活力みなぎる、いい笑顔だった。107回にちなみ「107」を引いたキャプテンが担う選手宣誓の重責。小国は「『えっ、ヨッシャ~!』と思いました。チームのヤツらに『107を引いてこい』と言われていたので、めちゃくちゃうれしいです」と心を躍らせた。

 人の前に立つのは「得意な方です」と頼もしい。捕手として扇の要も担う男は「日頃の感謝の気持ちと、全力でプレーする気持ちを伝えたい」と意気揚々。「人間力」を重視するチームカラーのもと、主将に選ばれた理由について「周りを見る力やあいさつ、礼儀がしっかりしている」と自己分析した。

 「いつも笑顔です。緊張すると思いますが、大丈夫です」と小国。出場147チームを代表して、マリンの空へ正々堂々と誓いを述べる。(加藤 弘士)

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