◆都市対抗野球大会近畿地区▽第2次予選・第4代表トーナメント3回戦 日本新薬14―4ニチダイ(12日・わかさスタジアム京都)

 日本新薬が大勝で4回戦に駒を進めた。1点を追う4回、先頭の武田登生二塁手が同点のソロ本塁打。

カット系のボールを右翼スタンドへ放り込んだ。4回1/3、1失点で降板したプロ注目右腕・遠藤慎也の奮闘に、「先発の遠藤も頑張っていた。(本来なら)先に先制点をあげたかった」と応えた。

 続く5回には1死三塁から中前適時打を放ち、ダブルスチールで生還した。「とにかく塁に出て、クリーンアップにつなげれば」と、7回の送りバントでは相手の野選を誘発。この回一挙6得点で勝利を決定づける契機をつくった。

 鎌田将吾監督は武田の本塁打に「びっくりした。想定外のことが起きた」と笑みをこぼしつつ、「走攻守で本当に良い仕事をしてくれた」と感謝した。

 4回戦では昨年の予選で敗れた大阪ガスとの対戦となる。武田は「まずはしっかり守って、うちが先制点を取る」と、積極的なプレーでより一層チームを勢いづける構えだ。

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