◆日本生命セ・パ交流戦 2025 ロッテ5―4広島(12日・ZOZOマリンスタジアム)

 広島・大盛穂外野手が今季初のスタメン起用で大活躍した。6回に一時同点の2点打。

2死満塁で打席に入り、初球の暴投で1点が入ったが、なおも二、三塁で中前にはじき返した。2回1死一、三塁でも一ゴロで同点の走者をかえし、計3打点。「何とか食らいついて事を起こすことだけを考えて、必死でした」と期待に応えた。

 代走や守備での出場が多く「やっぱり緊張感も違いました。でも『いつも通り』と思いながら」と奮闘した。8日の西武戦(マツダ)で今季1号。11日のロッテ戦でも適時打を放つなど最近はバットも光っており「きのう打ったから、きょう出してもらえた。ご褒美みたいな感覚で『よし今日はやるぞ』という気持ちでした」とチャンスを生かした。

 外野は4、5月に4番を務めた末包が4月4日以来のスタメン落ち。経験豊富な秋山と野間、中村奨らがしのぎを削るなか、新たに存在感を示した。「やっぱり守備と走塁。そこを誰よりもこなせるように」と足元をみつめたが、新井監督は今後もスタメン起用の選択肢を「もちろん」と即答。

「出番が少ない中、いいものを見せてくれた。本当にいいアピールをしてくれている」と期待した。

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