◆ジャイアンツカップ長野県ボーイズリーグ予選 ▽準決勝 飯田ボーイズ9―6諏訪ボーイズ ▽決勝 飯田ボーイズ7―6千曲ボーイズ=5回時間切れ=(6月7日・筑北村やすらぎスポーツ広場野球場)
2013年創設の飯田が悲願の大会初優勝を飾った。ボーイズ代表として他リーグとのジャイアンツカップ地区予選に進む。
元西武スカウトの鈴木照雄監督(78)は「(兵庫で監督を務めた)2チームは就任1年目で全国に行ったんだけどね」。時間はかかった分、ふるさと・長野でのVに感慨深げだ。
毎週末、神戸から飯田に通う。限られた時間をほぼ打撃練習に費やした。4番・今井は準決勝で逆転2点打を含む2安打4打点。「スイングスピードはある。打った次(の打席)で打ったのは大きい」と指揮官は成長をたたえた。決勝では3番・捕手の小澤主将が2回1死二、三塁で左中間へ2点三塁打も左足をつって途中交代。ベンチで声援を送り続け「最後までみんなが気持ちを切らさなかった」と笑顔が広がった。
186センチ、83キロの小澤主将は「監督から体の使い方を教わり打てるようになった」と感謝。手打ちだったが、“縦振り”を意識し打撃開眼。「田舎の子でやさしい子ばかり」と鈴木監督は言うが、優勝し喜ぶ選手の姿に目尻を下げていた。
【飯田ボーイズ・登録メンバー】※は主将
▽3年生 ※小澤幸之助、小玉快浬、福澤優仁、
篠田紡、木下薫、佐藤望、村井尊、清水航汰、武藤海斗、今井蒼琉
▽2年生 池田明日生、折金真嘉、光崎緑、中村匠孝、松村竜大
▽1年生 田中毅彦、遠藤結、寺沢駿佑