メッツは13日(日本時間14日)、千賀滉大投手(32)を右太もも裏の張りのため15日間の負傷者リスト(IL)に入れたことを発表した。代わってマックス・クラニック投手(27)が昇格した。
千賀は前日12日(同13日)の本拠地・ナショナルズ戦で、4点をリードした6回1死でエイブラムズを一塁へのゴロに打ち取り、一塁手・アロンソからの送球を受けるため一塁へダッシュ。やや高くなった送球をジャンプして捕球すると一塁ベースを踏んでアウトにはしたが、そのまま右太もも裏を抑えて倒れ込んでしばらく動くことができず、そのまま降板となった。5回3分の2で77球を投げ、1安打無失点、5奪三振で快投して7勝目をつかんだが、まさかのアクシデントに見舞われた。
23年にメッツでメジャーデビューした千賀。同年は12勝を挙げてオールスターにも選出され、新人王投票でも2位に入った。2年目だった昨季は右肩張りで出遅れると、7月に初登板を果たして勝利投手にはなったが、左ふくらはぎを痛めて負傷交代。レギュラーシーズンはたった1試合の登板のみに終わった。
今季は開幕から先発ローテを守って13登板で7勝3敗と安定した投球を見せ、防御率1・47はMLB全体のトップ。45勝24敗の貯金21で、勝率6割5分4厘は全30球団の中でトップというチームの好調を支えていた。