◆米大リーグ ドジャース―ジャイアンツ(13日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が13日(日本時間14日)、首位攻防3連戦初戦となる本拠地・ジャイアンツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、3打席凡退して迎えた4点を追う8回2死走者なしの4打席目は下手投げ右腕のロジャースと対戦し、二ゴロに倒れて46打席連続本塁打なしとなった。

 ジャイアンツの先発は、4年連続2ケタ勝利のエース右腕ローガン・ウェブ投手(28)。

今季は試合前の時点で14登板で5勝5敗ながら防御率2・58はリーグ6位、101奪三振は同3位をマークしていた。大谷は昨季まで本塁打こそないが、11打数4安打、4四球で打率3割6分4厘と、決して苦にはしていなかった。

 1回表は先発した山本由伸投手(26)が1死からアダメズにいきなり8号ソロを被弾。先取点を与えた。1点を追う初回先頭で打席に立った大谷は、外角高めのシンカーに手が出ず見逃し三振に倒れて打率が2割8分9厘となって2割8分台になった。

 2回にはパヘスの右犠飛で追いついたが、3回に山本が3四球で走者をためると、シュミットに2号満塁本塁打を被弾。4点を追う3回1死走者なしの大谷の2打席目は初球に反応したが、遊ゴロに倒れた。山本は5回途中で102球を投げ、6安打5四球、5失点で降板。7勝目はならなかった。4点を追う6回先頭の3打席目も外角低めのスイーパーに手が出ず見逃し三振だった。

 2日(同3日)の本拠地・メッツ戦で23号を放ってから本塁打がない大谷。それまで11カード連続でアーチを描いていたが、6~8日(同7~9日)の敵地・カージナルス3連戦、9~11日(同10~12日)の敵地・パドレス3連戦と2カード連続で不発だった。

それでも4日(同5日)の本拠地・メッツ戦から8試合連続安打をマークしている。

 ドジャースは、1ゲーム差で迎えた9~11日(同10~12日)の敵地・パドレス3連戦は2勝1敗で首位を堅守。1日の休養日を挟み、この日からは再び1ゲーム差でナ・リーグ西地区2位のジャイアンツと3連戦となる。その後は再び現時点で2ゲーム差のパドレスと本拠地で4連戦。前半戦の山場となる同地区チームとの7連戦だ。

 この日の試合前には、軽めのキャッチボールを行った大谷。すでに3度ライブBP(実戦形式の練習)で登板しており、ロバーツ監督は7月15日(同16日)に行われるオールスター前にも実戦登板する可能性も含みを持たせており、二刀流復帰も目前に迫っている。

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