◆日本生命セ・パ交流戦 2025 西武2―1中日(14日・ベルーナドーム)

 ベルーナドーム初登板となった中日の先発・高橋宏斗投手は8回10安打2失点で、両リーグワーストの今季6敗目を喫した。

 初回1死二、三塁で遊ゴロの間に先制されると、4回には長谷川の左翼ソロで追加点を与えた。

それでも大量失点は防ぎ、116球の完投。だが、7回以外は毎回安打を許す内容に「何を投げても今日はイマイチだった。(完投は)評価にはならない。たまたま2点で収まった、負けるべくして負けた試合」と猛省した。

 打線は5回まで西武の先発・与座を前に散発2安打と沈黙。6回に村松の右越え2号ソロで1点を返すも、得点はこの1点のみ。1―2の8回には相手投手の2四球などで1死二、三塁と好機を拡大したが、上林、板山が空振り三振に倒れた。9回にも1死一塁と反撃のチャンスを作ったが、後続が断たれて無得点。三塁に3度走者を進めるも、あと1点が遠かった。以下は井上監督の主な一問一答。

―(三塁まで走者を進めた)7回、8回で追いつけなかった

「あそこで取れなかったから負けたっていう話」

―7回無死一、二塁で大島がバント失敗

「俺の指示よ。『バントの構えだろうが、セーフティ気味にやろうがとりあえず送ってくれ』って。

で、それを失敗したっていう、それだけの話」

―高橋宏を最後まで投げさせた

「負けた試合の中で、収穫を挙げるとすれば、宏斗が最後まで投げたっていうところ」

―石川昂を久々にスタメン起用

「(西武先発・与座は)右のアンダースローとはいえ、球速がめちゃくちゃあるピッチャーじゃないから、昂弥に合うんじゃないのって。ミーティングの中で考えて、石川を使った」

―松山がベンチ外

「故障ではない。(登板が続いてることもあり)もう腹をくくって、今日は使わないっていう意味でも(ベンチから)外した」

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