慶応が開催回数と同じ107分の1の確率を引き当てた。第107回全国高校野球選手権神奈川大会(7月7日開幕)の組み合わせ抽選会が14日、横浜市内で行われ、選手宣誓を決めるくじ引きでは主将・山田望意(のい・3年)の代理で出席した主務の田中良汰(3年)が選手宣誓の切符をつかみ取った。

 「エグっ!」。選手宣誓を希望する107人が一斉にくじを開封する中、田中主務が思わず声を漏らした。「まさか当たるとは正直思っていなかったので。引いた瞬間は、本当に当たったんだみたいな…すごくうれしかったです」とかみしめた。

 これまでにくじをつかみ取った経験に「全くない」と笑ったが、0・93パーセントの確率を手にした強運の持ち主。当日、172チームを代表して宣誓を務める山田主将に対し「『エンジョイ・ベースボール』も含めて、最後の大会にかける思いを全高校球児を代表して、横浜スタジアムにとどろかせてほしい」と力強いエールを送った。

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