◆第29回さきたま杯・Jpn1(6月25日、浦和競馬場・ダート1400メートル)=6月18日、栗東トレセン
重賞3勝目を狙うエンペラーワケア(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ロードカナロア)は坂路で川田将雅騎手=栗東・フリー=の騎乗でダニエルバローズ(3歳1勝クラス)と併せ馬。ラストは僚馬を大きく突き放し、50秒9―11秒9の好時計をマークした。
先週12日も坂路で50秒7―11秒8をマーク。杉山晴調教師は「ジョッキーは『硬さがないし、しっかり動けている』と言っていました。2本びっしりやっているし、いい過程を踏んでいると思います」と納得の表情を浮かべた。
前走の黒船賞は単勝1・1倍の圧倒的な支持を集めながらも3着。トレーナーは「初めての地方で、あの(深いとされる高知の)砂ですから。2戦目で慣れも見込めると思います」と巻き返しを期待した。