元近鉄・阿波野秀幸さん(60)が21日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTS」(土曜・午後5時)に出演。近鉄時代の恩師・仰木彬監督の優しさが分かるエピソードを披露した。

 阿波野さんは仰木近鉄時代の1989年にリーグ優勝などエースとして活躍した。当時、仰木さんはパ・リーグをどう盛り上げるかに力を注ぎ、ファンを手厚くもてなしていたという。ある時、阿波野さんが東京ドームでマッサージを受けていると、仰木監督から監督室に呼び出された。部屋に行ってみると「かわいい女の子が3人くらいいて。『うわ~ほんとに来た~!』みたいに盛り上げてるんですよ」と予想外の状況に出くわした。

 女性たちに見覚えがあった阿波野さんがよくよく思い出すと、キャンプ地のサイパンまで応援に来ていた人たち。サインや写真撮影をしてひとしきり盛り上がった後、試合開始時間が近づくと仰木さんはユニホームに着替え「今から俺は監督になる!」と宣言。「招待券出してあるから、阿波野、頼むぞ」と言い残して試合に向かった。取り残された阿波野さんは、チケットを受け取りに行き、女性たちを座席まで案内したという。

 「ナンパした美女を球場にご招待」とトークタイトルが出た時に「何を言うてんの。これは優しさ?」と突っ込んだMCの浜田雅功は「何してんの」と最後まで優しさエピソードとは受け取れなかったようだった。

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