◆米大リーグ ロッキーズ―ドジャース(24日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャースは24日(日本時間25日)から、敵地でロッキーズ3連戦を迎える。48勝31敗の貯金17でリーグ最高勝率を誇るド軍に対し、ロ軍は18勝60敗の借金42で両リーグ最低勝率に沈んでいる。

同じナ・リーグ西地区の両チームだが、すでに29・5ゲーム差が離れている。

 さらにロッキーズの本拠地のコロラド州デンバー・クアーズフィールドは標高約1600メートルの高地にあり、気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて打球の飛距離が約10%伸びるとされている。まさに“打者天国”とされている球場だ。大谷翔平投手(30)は過去14試合の出場(うち先発11試合)で4本塁打。昨年6月18日には、昨季の自己最長で自身2位の476フィート(約145メートル)という特大の一発を放った。

 ロッキーズ戦は過去28試合に出場(うち先発24試合)して、11本塁打を放って106打数42安打の打率3割9分6厘。対戦相手別では最も高い打率だ。今年4月に対戦したドジャースタジアムの3連戦でも14打数5安打で2本塁打を放った。

 スポーツ全般の記録を扱う「OptaSTATS」の「X」(旧ツイッター)の投稿によると、「大谷は直近12試合のロッキーズ戦で25安打、8盗塁、7本塁打。現代において、12試合で1人の選手が1つのチーム相手にこの3つをマークしたのはこれが唯一だ」という。

 ドジャース移籍1年目だった昨季は13試合に出場して53打数24安打の打率4割5分3厘、5本塁打、14打点、9盗塁と打ちまくった。対戦相手別では昨季、安打、本塁打、打点、盗塁、打率がすべてトップだったほど相性がいい相手だ。

 日米通算300号にも王手をかけている大谷。得意の6月のはずが21戦4発とやや打撃では調子を落としているように見えるが、期待の持てる3連戦を迎える。

編集部おすすめ