J2北海道コンサドーレ札幌MF長谷川竜也(31)が、2戦連続で最前線から闘志を注入する。札幌は25日、ホーム・熊本戦(28日)へ向け、宮の沢で調整した。

気温32度超えの中、精力的に動いた長谷川は前節21日の藤枝戦(3〇1)で8試合ぶりに先発出場。「DFのところで入りが良くない試合が続いてたので。前半から火をつける役割をやろうと」。2トップの一角からの“鬼プレス”で22分に相手GKのミスを誘発し、MF青木の先制点を演出。4試合ぶり白星へ結びつけた。

 藤枝戦前に先発した4月29日長崎戦後、6試合連続でベンチ入りするも出場は2度のみ。今月上旬の2週間の中断期間中には右足首を捻挫した。巡ってきたスタメンに「けがしてる時や色んな悔しいことを思い出しながら、ここでやらなきゃダメだなと。自分ができる100%を最初からやろうと決めていた」。思いのこもったプレーが、後半戦白星発進の原動力となった。

 出場がない時期も下は向かなかった。「チャンスが来ても来なくても、自分ならもっとできると常に言い聞かせてきた。

体もそうだが、心のコンディションも大事だから」。いかなる時も出動態勢を整えてきた長谷川が、今季2度目の2連勝へ、労を惜しまず走る。(砂田 秀人)

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